パンフレット印刷の納期|短納期で発注するときの注意点

「開院に間に合わせたい」「イベントまでに配布したい」

パンフレットの印刷は、急ぎで発注が必要になる場面が少なくありません。まず知っておきたいのは、印刷そのものより、その前の工程に時間がかかるという点です。

この記事では、パンフレット印刷の標準納期と、短納期で発注するときの注意点、そして増刷の考え方までを解説します。

目次

パンフレット印刷の標準納期

パンフレット印刷の標準納期は、入稿完了から納品までおおむね5〜10営業日が目安です。これは入稿データが印刷仕様を満たしている前提の期間で、データの修正が入るとさらに日数がかかります。

いっぽう、デザイン制作から始める場合は事情が変わります。打ち合わせ、原稿作成、デザイン、校正、印刷のすべてを含めて、3週間から1ヶ月半を見込んでください。

医療・介護のパンフレットは、掲載する情報の正確さが求められます。診療時間や料金を1文字間違えると刷り直しになるため、校正の時間は削らないほうが安全です。

納期を左右する5つの要素

パンフレットの納期は、次の5つで変わります。発注前に確認しておくと、見積もりのときに話が早く進みます。

  • 仕様(サイズ・ページ数・用紙)
  • 部数
  • 加工(折り・箔押し・PP加工など)
  • 季節・繁忙期
  • 入稿データの質

1. 仕様(サイズ・ページ数・用紙)

仕様が標準に近いほど、納期は短くなります。A4の二つ折り4ページのような一般的な形は短納期に対応できますが、変形サイズや厚紙、特殊な折り加工は日数が延びます。サイズと折り方の選び方は「パンフレット・リーフレットのサイズ・折り方|医療・介護の定番はどれ?」にまとめています。

2. 部数

部数は、印刷の方式を変えます。100〜500部の少部数はオンデマンド印刷で短納期に対応できますが、5,000部以上になるとオフセット印刷が必要になり、製版から始まるぶん時間がかかります。部数の決め方は「パンフレットの部数の決め方|少部数印刷と増刷の考え方」をご覧ください。

3. 加工(折り・箔押し・PP加工など)

加工は、印刷が終わったあとの工程です。折り、箔押し、PP加工、ミシン目などを入れると、その分だけ日数が積み上がります。加工の種類はデザインの段階で決めておいてください。あとから足すと、スケジュール全体が動きます。

4. 季節・繁忙期

印刷業界にも繁忙期があります。年度末の3月、年末の12月、選挙の時期、展示会シーズンは混み合います。この時期は標準納期でも通常より時間がかかるので、早めに入稿してください。

5. 入稿データの質

入稿データに不備があると、そこで止まります。解像度が足りない、フォントがアウトライン化されていない、カラーモードが違う。こうした不備があると、修正と再入稿で数日を失います。確認すべき点は「医療介護パンフレットの入稿データ形式|印刷前に確認すべきこと」にまとめています。

短納期で発注するときの3つの注意点

期限が迫っているときは、削れるところと削れないところを分けて考えてください

1. 仕様を標準化する

短納期のときは、サイズ・用紙・加工を標準的なものにそろえてください。A4、両面カラー、コート紙のような一般的な仕様なら、印刷会社のスケジュールに組み込みやすくなります。特殊加工は、こだわるほど納期が延びます。

2. 校正を1回で終わらせる準備をする

通常の校正は2〜3回です。短納期では1回で確定させる必要があります。そのためには、発注する前に掲載情報を固めてください診療時間、電話番号、住所、料金この4つを先に確定させておくと、校正で往復する回数が減ります

3. 特急料金を想定しておく

短納期の対応には、特急料金がかかる場合があります。印刷会社ごとに料金の決め方が違うので、見積もりのときに「何日縮めるといくら追加になるか」を聞いておいてください。

増刷の納期は、初回より短くなります

2回目以降の発注は、初回よりずっと早く終わります。デザインの工程がなく、前回の入稿データをそのまま使えるためです。

内容を変えないなら、印刷だけの期間で済みます。標準納期の5〜10営業日、条件によってはそれより短く上がります。

ただし、次の場合は日数が戻ります。

  • 診療時間や料金を変更する…修正と校正の時間が必要
  • 写真やスタッフを差し替える…素材の準備から始まる
  • 前回から年数が経っている…印刷会社にデータが残っていない場合がある

とくに3つ目は見落としがちです。前回の発注から時間が空くときは、データが保管されているかを先に確認してください。刷り直しの判断時期については、次の記事で詳しく紹介しています。

余裕を持ったスケジュール例

デザインから始める場合の、標準的な進み方です。全体で6〜8週間を見ておくと、無理なく進みます。

時期やること
1週目ヒアリング・企画・構成案の作成
2週目原稿作成・写真やロゴなど素材の準備
3〜4週目デザイン制作・初稿の提出
5週目校正(1〜2回)・修正
6週目最終確認・入稿
7〜8週目印刷・納品

開院日、イベントの日、年度初め。納品しなければいけない日から逆算して組んでください。原稿と写真の準備は2週目に置いていますが、ここが遅れると全体が後ろにずれます。先に手をつけておくと安心です。

原稿の書き出し方に迷ったら、下記の記事も参考になります。

テンプレートを使えば、工程が短くなります

医療介護パンフレット工房では、医療・介護向けのテンプレートをご用意しています。デザインをゼロから作る工程がないぶん、スケジュールを縮められます

100部から印刷でき、修正は2回まで無料、全国どこでも送料無料でお届けします。増刷は28,000円からです。

「開院まで1ヶ月しかない」「急にイベント用のパンフレットが必要になった」といったご相談も承っています。実現できるスケジュールと、それに合う仕様をご提案します。

まとめ

パンフレット印刷の納期は、入稿してから5〜10営業日、デザインから始めると3週間〜1ヶ月半が目安です。増刷なら、印刷だけの期間で上がります。

短納期で頼むときは、仕様を標準にそろえ、校正を1回で終わらせる準備をして、特急料金を見込んでおく。この3つです。

いちばん時間がかかるのは、印刷ではなく原稿と写真の準備です。納品日が決まっているなら、そこから逆算して、素材集めから始めてください。

医療・介護向け印刷物の制作は「医療介護パンフレット工房」がサポートいたします。まずは無料相談よりお気軽にお問い合わせください!


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