訪問介護事業所のチラシ作成|求人と利用者募集を両立する方法

訪問介護の事業所では、利用者もヘルパーも足りない、という声をよく聞きます。
利用者を増やしたくても、対応するヘルパーがいなければ受けられません。逆にヘルパーがそろっていても、利用者がいなければ仕事になりません。
この2つに同時に手を打てるのが、両面構成のチラシです。表面で利用者・ご家族に、裏面で求職者に。1枚で2つの目的を果たします。
ただし、いつでも兼ねてよいわけではありません。向いている場面と、分けたほうがよい場面があります。そこも含めて解説します。
訪問介護事業所が抱える2つの課題
訪問介護は、地域に密着した仕事です。ポスティングや地域への配布をすると、受け取った方が利用者にも求職者にもなりえます。
だからこそ、両面構成が効きます。1回の配布で2つの相手に届くためです。配る手間は1回分のまま、成果の可能性が2倍になります。
ここから、表面と裏面それぞれに載せる項目を見ていきます。
利用者向け面のデザインポイント 4選
表面は、利用を検討しているご本人とご家族に向けます。押さえるのは4つです。
- 対応サービスの内容を分かりやすく示す
- 対応エリアと訪問可能時間を明示する
- スタッフの人柄が伝わる写真を掲載する
- 問い合わせ・相談の導線を強調する
1. 対応サービスの内容を分かりやすく示す
身体介護、生活援助、通院介助、買い物代行。提供するサービスを箇条書きかアイコンつきで並べます。介護保険が使えるかどうか、サービス時間の目安も添えると、ご家族が判断しやすくなります。
2. 対応エリアと訪問可能時間を明示する
対応エリアは市区町村まで書いて、地図を添えます。訪問できる曜日と時間帯も要ります。早朝、夜間、土日に対応できるかどうかは、ご家族がいちばん気にするところです。「通常時間外でも応相談」と書いておくと、相談のハードルが下がります。
3. スタッフの人柄が伝わる写真を掲載する
ヘルパーの写真や、訪問の様子が分かる写真を載せます。「どんな方が来てくれるのか」は、ご家族の最大の関心事です。利用者様が写る写真は、掲載の同意を書面でいただいてから使いましょう。撮り方は「パンフレットの写真はスマホでOK?医療・介護向けの撮り方と準備」にまとめています。
4. 問い合わせ・相談の導線を強調する
「まずはご相談ください」「初回相談無料」といった一言と、電話番号、QRコード。目立つ位置に置きます。
求人向け面のデザインポイント 4選
裏面は、働きたい方に向けます。こちらも4つです。
- 求人条件を具体的に明示する
- 資格不問・未経験OKなら大きく訴求する
- 働きやすさを示す制度を紹介する
- 応募方法と問い合わせ先を分かりやすく配置する
1. 求人条件を具体的に明示する
時給か月給、勤務時間、勤務エリア、社会保険と交通費の有無。求職者がいちばん気にする条件です。曖昧に書くと「応募したけれど条件が合わなかった」という行き違いが起きます。
2. 資格不問・未経験OKなら大きく訴求する
無資格や未経験の方も歓迎しているなら、そこを大きく出します。「資格取得支援あり」「先輩がしっかりサポート」。安心して始められる環境だと伝わると、応募が増えます。
3. 働きやすさを示す制度を紹介する
シフト相談可、扶養内勤務OK、ダブルワーク歓迎、子育て中の方も活躍中。ライフスタイルに合わせて働けることを示します。実際に働くヘルパーの声を1つ載せると、説得力が変わります。
4. 応募方法と問い合わせ先を分かりやすく配置する
電話、メール、応募フォームのQRコード、LINE応募。複数の手段を用意します。「まずは話を聞きに来るだけでも大丈夫です」と書き添えると、応募のハードルが下がります。
1枚で兼ねるか、分けるか
先にお伝えしておくと、基本は分けて作るほうが伝わります。求職者が知りたいのは給与や勤務体系で、ご家族が知りたいサービス内容とは重ならないためです。1枚に両方を詰め込むと、どちらの情報も中途半端になります。
それでも訪問介護で両面構成がすすめられるのは、配り方に理由があります。
- 地域へのポスティング…受け取った方が、利用者にも求職者にもなりえる。両面が効く
- ケアマネジャーへの営業…利用者向けの情報だけでよい。求人面は不要
- ハローワーク・専門学校…求人の情報だけでよい。利用者向けは不要
つまり、両面が活きるのは地域配布のときです。営業や求人の場面で使うなら、それぞれ専用の1枚を作るほうが伝わります。
まず1つ作るなら、目的を決めてから選びましょう。地域に広く知ってもらいたいなら両面構成、ケアマネジャーからの紹介を増やしたいなら利用者向けの専用チラシ、人手が足りないなら求人チラシです。
両面構成チラシを設計するコツ
1枚で2つのメッセージを伝えるには、それぞれの面を完全に独立させることがポイントです。
- 表と裏で配色やトーンを少し変えて、用途の違いを目で分かるようにする
- 表面の冒頭に「ご利用を検討されている方へ」、裏面の冒頭に「一緒に働いてくださる方へ」と対象を明示する
- 事業所のロゴと連絡先は、両面に必ず入れる
- ポスティングを頼むときは、表面が見える状態で投函してもらうよう業者に伝える
設計の段階で「2つの読者像」をはっきりさせておくことが、成果を分けます。それぞれの面で何を伝えるか、どの順番で見せるかを決めてから、デザインに入りましょう。
配り方は、相手で変える
作ったあとの配り方でも、結果が変わります。渡す先によって、どちらの面を見せるかが違うためです。
- 居宅介護支援事業所…ケアマネジャーへ。表面(利用者向け)を見せて手渡す
- 地域包括支援センター…相談窓口に置いてもらう
- 地域へのポスティング…両面が届く。表面を見せて投函
- ハローワーク・専門学校…裏面(求人)が主役。掲示を依頼する
ケアマネジャーへの営業と、地域へのポスティングでは、目的がまったく違います。同じ1枚でも、渡すときの一言を変えると伝わり方が変わります。
配布先の選び方は「完成したパンフレット・チラシの配布場所と設置場所まとめ」も参考になります。

チラシとパンフレット、どちらを先に作るか
訪問介護の印刷物には、チラシと三つ折りパンフレットがあります。役割が違うので、分けて考えると迷いません。
- チラシ…地域へのポスティング、掲示板への貼り出し。要点を大きく見せる
- 三つ折りパンフレット…ご家族への説明、ケアマネジャーへの営業。サービス内容や料金まで詳しく載せる
ケアマネジャーへの営業を強めたいなら、3つ折りパンフレットが先です。手元に残して読み返してもらえるためです。地域での認知を広げたいなら、チラシから始めます。

テンプレートを使う場合
医療介護パンフレット工房では、訪問介護向けのテンプレートをご用意しています。
- 利用者募集…三つ折りのリーフレット5種類
- 求人…A4のチラシ2種類
- 名刺…管理者、サービス提供責任者など10種類
この記事で解説した項目が枠として組み込まれているので、文言と写真を差し替えるだけで完成します。100部から印刷でき、修正は2回まで無料、全国どこでも送料無料です。
両面構成のチラシは、テンプレートのご用意がありませんが、オーダーメイドでの制作を承っています。
片面ずつ分けて作る場合は、テンプレートがそのまま使えます。利用者募集は三つ折りのリーフレット、求人はA4のチラシです。
実際のテンプレートは訪問介護のテンプレート一覧からご覧いただけます。
まとめ
訪問介護のチラシは、利用者の獲得とヘルパーの採用という2つの課題に、同時に手を打てるツールです。ただし両面構成が活きるのは、地域へのポスティングのように、受け取る方がどちらにもなりえる場面です。ケアマネジャーへの営業や求人媒体に使うなら、それぞれ専用の1枚を作るほうが伝わります。
それぞれの面で外せないのは、表面が「対応サービスと訪問エリア」と「スタッフの写真」、裏面が「求人条件の具体性」です。ここが曖昧だと、どちらの相手も動きません。
医療・介護向け印刷物の制作は「医療介護パンフレット工房」がサポートいたします。まずは無料相談よりお気軽にお問い合わせください!
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