訪問看護ステーションのパンフレット|営業で使える構成例

訪問看護ステーションの利用者は、ケアマネジャーや病院からの紹介で決まります。
紹介元の方は、日々いくつものステーションから情報を受け取っています。短い時間で「どこに紹介するか」を決めるので、伝わる1枚があるかどうかで結果が変わります。
この記事では、営業で使うパンフレットに載せる項目と、三つ折り・A4両面それぞれの構成例をまとめました。
訪問看護のパンフレットが営業で重要な理由
新規の利用者は、ケアマネジャー、病院の地域連携室、退院支援看護師からの紹介で入ってきます。この方たちが見ているのは、ステーションの雰囲気ではありません。「この患者様を任せられるか」という一点です。
電話や口頭での説明では、対応できる範囲まで伝わりません。パンフレットにまとめておけば、相手が手元で確認できます。
ターミナルケア、24時間対応、小児訪問看護。特色のあるサービスがあるなら、そこを明確に打ち出すと他のステーションとの違いが伝わります。
営業で使えるパンフレットの必須項目 7選
紹介元が判断するために見る項目は、7つです。
- 対応疾患と医療処置の範囲
- 24時間対応・緊急時の体制
- ターミナルケアなど特色のあるサービス
- スタッフ体制と専門性
- 対応エリア
- 連携実績のある医療機関や事業所
- 問い合わせ・相談の導線
1. 対応疾患と医療処置の範囲を明記する
対応できる疾患と医療処置は、具体的に書きます。がん、心疾患、神経難病、認知症。点滴、人工呼吸器管理、褥瘡ケア、ストーマケア。ケアマネジャーや病院がいちばん重視するのが、この情報です。「この患者様を任せられるか」の判断材料になります。
2. 24時間対応・緊急時の体制を明確にする
24時間オンコールの有無、緊急時の連絡先、夜間訪問ができるかどうか。目立つ位置に置きます。重症度の高い利用者様の紹介を受けたいなら、ここが書かれていることが前提になります。
3. ターミナルケアや特色のあるサービスを強調する
特色は1つに絞って、大きく打ち出しましょう。ターミナルケア、小児訪問看護、精神科訪問看護、リハビリ特化。「すべて対応できます」より「◯◯に特に強い」のほうが、紹介につながります。紹介元は、条件に合うステーションを探しているためです。
4. スタッフ体制と専門性を伝える
看護師の人数、専門看護師や認定看護師の在籍、理学療法士や作業療法士の配置。数字で書くと伝わります。管理者やスタッフの顔写真とひと言があると、人柄まで伝わって信頼につながります。
5. 対応エリアを地図で示す
対応エリアは、市区町村まで書いて地図を添えます。エリア外についても「ご相談ください」と一言あると、紹介元が判断しやすくなります。
6. 連携実績のある医療機関や事業所を掲載する
連携している病院、クリニック、地域包括支援センター、居宅介護支援事業所。名前が並ぶと、地域での実績が伝わります。掲載する前に、先方の許可を取っておきましょう。
7. 問い合わせ・相談の導線を分かりやすく配置する
電話番号、FAX番号、メールアドレス、QRコード。裏面か下部に大きく置きます。紹介元の担当者がすぐ連絡できる状態にしておくことが大切です。
7つとも、特別な工夫は要りません。紹介元が知りたい順に並べれば伝わります。

おすすめの構成例
訪問看護で使われるのは、三つ折りリーフレットとA4両面の2つです。用途で使い分けると動きやすくなります。
- 三つ折りリーフレット…営業で手渡す。持ち歩きやすく、置いてもらいやすい
- A4両面…病院への提案資料として。情報量を多く載せられる
三つ折り型の構成例
- 表紙…ステーション名、特色を表すキャッチコピー、スタッフの集合写真
- 内側…対応疾患・医療処置の一覧、24時間対応の説明、特色サービスの紹介
- 裏面…対応エリアの地図、連絡先、QRコード
A4両面型の構成例
- 表面…理念、特色サービス、スタッフ紹介、対応疾患・医療処置
- 裏面…対応エリア、連携実績、利用までの流れ、料金の目安、連絡先
まず作るなら三つ折りです。営業で持ち歩くのはこちらになります。サイズと折り方の選び方は「パンフレット・リーフレットのサイズ・折り方|医療・介護の定番はどれ?」にまとめています。
渡し方と、置いてもらい方
作ったあとの動きも、成果を左右します。
- 居宅介護支援事業所…ケアマネジャーに手渡し。定期的に補充へうかがう
- 病院の地域連携室…退院支援の担当者へ。名刺とセットで渡す
- 地域包括支援センター…相談窓口に置いてもらう
- 薬局・クリニック…在宅医療の連携先として
初回は挨拶を兼ねて持参し、2回目からは補充のタイミングで顔を出す。この繰り返しで覚えてもらえます。
置いてもらう先の選び方は「完成したパンフレット・チラシの配布場所と設置場所まとめ」も参考になります。
求人チラシは、分けて作る
看護師の募集をかけるときは、営業用のパンフレットとは別に作ります。求職者が知りたいのは、給与、勤務体系、オンコールの有無、教育制度だからです。紹介元に渡す情報とは重なりません。

テンプレートを使う場合
医療介護パンフレット工房では、訪問看護ステーション向けのテンプレートをご用意しています。
- 営業・利用者案内…三つ折りのリーフレット5種類
- 求人…A4のチラシ2種類
- 名刺…管理者、認定看護師など14種類
この記事で解説した7項目が枠として組み込まれているので、文言と写真を差し替えるだけで完成します。100部から印刷でき、修正は2回まで無料、全国どこでも送料無料です。
テンプレートに合うものがない場合は、オーダーメイドでの制作も承っています。
実際のテンプレートは訪問看護のテンプレート一覧からご覧いただけます。

まとめ
訪問看護のパンフレットは、ケアマネジャーや病院からの紹介を得るための営業ツールです。載せる項目は7つですが、なかでも「対応疾患と医療処置の範囲」「24時間対応の体制」「特色のあるサービス」の3つが紹介の決め手になります。
形は三つ折りから始めるのがおすすめです。営業で持ち歩き、置いてもらう。それを繰り返すことで、地域で覚えてもらえます。
載せる文章の書き出し方は「医療パンフレットの原稿の書き方|載せる内容と準備するものリスト」をご覧ください。
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