歯科医院のリーフレット作成|医院案内に載せる内容とデザイン

「歯科医院のリーフレット、何を載せればいいの?」
診療内容を並べただけの医院案内になっていませんか。歯科医院は数が多く、患者様は比べて選びます。
この記事では、初診の患者様が本当に知りたい5つの情報と、それをリーフレットにどう並べるかを解説します。
歯科医院のリーフレットに載せる、5つの情報
患者様が歯科医院を選ぶときに知りたいのは、次の5つです。診療内容の羅列より、この5つを丁寧に載せる方が選ばれます。
①痛みへの配慮
歯科医院を選ぶときの不安は、痛みが最上位です。「痛みの少ない治療を心がけています」の一言で終わらせず、なぜ痛みが出るのか、そのために何をしているのかまで書いてください。表面麻酔を使う、麻酔液を温める、細い針を使う、麻酔の打ち方に注意する。ひとつ挙げるだけで、伝わり方が変わります。
②診療時間と通いやすさ
診療時間は、平日夜間や土曜診療の有無まで明記します。働いている方は「仕事帰りに通えるか」で候補を絞ります。駐車場の台数、駅からの徒歩分数も、来院を決める材料です。
③院内の様子
受付・待合室・診療室・レントゲン室・キッズルームを、写真で紹介します。歯科医院に苦手意識がある方ほど、行く前に中の様子が分かると安心できます。半個室でプライバシーに配慮している、待合室が明るい、といった特徴は写真とひとことの説明で伝わります。
④院長とスタッフの紹介
院長の写真・挨拶文・所属学会や認定資格を載せます。歯科医院は長く通う場所なので、「どんな人が診てくれるのか」が分かると安心感が違います。副院長や歯科衛生士がいる医院は、その方々も紹介すると、医院全体の雰囲気が伝わります。
⑤対応している治療の範囲
虫歯や歯周病の治療に加えて、小児・矯正・入れ歯・インプラント・訪問診療など、対応できる範囲を載せます。「家族みんなで通えるか」を判断する材料になります。

余裕があれば入れたい、2つの安心材料
5つが入ったうえで面に余裕があれば、次の2つを足すと選ばれる理由がさらに増えます。
1つ目は、治療の説明への姿勢です。検査とカウンセリングをして、治療法の効果・メリット・デメリット・費用・期間を事前に説明する。この方針を書いておくと、「勝手に治療を進められないか」という不安に先回りできます。
2つ目は、通いやすさへの設備の配慮です。半個室の診療室、キッズルーム、バリアフリーなど。お子様連れの方や、周りの目が気になる方には、これが決め手になります。
渡す場面で、載せ方を変えると効きます
リーフレットは、渡す場面によって効く内容が変わります。主な場面は3つです。
- 院内で渡す…すでに来ている患者様向け。定期健診やクリーニングの案内を厚くする
- ポスティングする…まだ知らない方向け。医院の場所と診療時間を大きく
- 近隣の施設や企業に置く…紹介を狙う。訪問診療への対応可否を明記する
すべてを1枚に詰め込むより、いちばん多い場面に合わせて優先順位をつけてください。配布先の選び方は「完成したパンフレット・チラシの配布場所と設置場所まとめ」でも紹介しています。
専門分野があるなら、専用の1枚も検討を
矯正や小児、訪問診療に力を入れているなら、医院案内とは別に専用のリーフレットを作る方法もあります。読み手の悩みが違うので、1枚に混ぜると両方ぼやけるためです。
- 矯正…治療期間と費用、症例の見せ方が中心(「矯正歯科のリーフレット制作|保護者と患者に選ばれるデザイン」)
- 小児…保護者の不安への配慮が中心(「小児歯科のリーフレット|お子様と保護者の不安を取り除く工夫」)
- 訪問診療…ケアマネジャーや家族への説明が中心(「訪問歯科リーフレットの作り方|現場で使える構成テンプレート」)

歯科ならではの、表現の注意点
歯科医院のリーフレットは医療広告の扱いです。特に気をつけたいのが、治療前後の比較写真とインプラントなどの自由診療です。
ビフォーアフターの写真は、載せ方に条件があります。治療内容・費用・リスクや副作用を併記しなければ、掲載できません。自由診療の費用を載せる場合も、同じように治療のリスクの説明が必要です。「必ず治る」「最先端の医療」のような表現も使えません。詳しくは「医療広告ガイドラインで注意すべきパンフレット表現10選」をご確認ください。
歯科向けのテンプレートをご用意しています
「医療介護パンフレット工房」では、歯科向けのテンプレートを豊富にご用意しています。歯科外来のほか、訪問歯科・矯正歯科・小児歯科の専用テンプレートもあります。
リーフレットと合わせて、名刺や求人チラシもお作りいただけます。
まとめ
歯科医院のリーフレットは、診療内容の羅列ではなく「痛みへの配慮・診療時間・院内の様子・院長の紹介・治療の範囲」の5つで選ばれます。渡す場面に合わせて優先順位をつけ、専門分野があれば専用の1枚も検討してください。
原稿の書き出し方は「医療パンフレットの原稿の書き方|載せる内容と準備するものリスト」からどうぞ。
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