病院のパンフレット制作|規模別の進め方と、診療科ごとの作り方

「病院のパンフレットを作りたい」と考えたとき、どこから手をつければいいのか迷う方は多いです。
- デザイン会社に相談するのか
- テンプレートで足りるのか
- 費用はいくらかかるのか
判断の材料が見つからないまま止まってしまいます。
結論から言うと、病院のパンフレット制作は病床数で進め方が変わります。20床未満であれば、テンプレートを使って手軽に用意できます。
この記事では、規模ごとの進め方と、診療科をお持ちの場合のそろえ方をご紹介します。
病院のパンフレット制作!まず規模で決まる
病院のパンフレット制作でいちばん最初に確認したいのは、病床数です。医療法では、病床が20床以上ある医療機関を「病院」、19床以下または無床の医療機関を「診療所」と呼び分けています。
- 無床・19床以下(診療所)……テンプレートを使って、自院で完結できる
- 20〜99床(中小病院)……テンプレートを基にした制作か、オーダーメイドのどちらか
- 100床以上(大規模病院)……広報担当を立てて、印刷会社や広告代理店と組む
20床を境に、必要な準備も、頼む先も変わります。

19床以下|クリニックと同じ作り方でOK
19床以下の医療機関は、医療法では診療所に分類されます。パンフレットの作り方は、クリニックとまったく同じで問題ありません。
診療所のパンフレットは、来院を迷っている方や、初めて来られた方に渡すものです。読み手は患者様とそのご家族なので、専門的な設備の説明よりも、診療時間・アクセス・院長の人柄といった生活に近い情報が求められます。
載せる内容と作り方の手順は、次の記事で5つのステップにまとめています。

内科の医院であれば、内科クリニックのパンフレット制作もあわせてご覧ください。訴求のポイントを診療科に寄せて書いています。
100床以上の病院パンフレット|どこに頼む?
100床以上の病院のパンフレットは、テンプレートでは対応しきれません。理由は、載せる情報の量と、決裁に関わる人の多さです。
- 診療科ごとの紹介ページが必要で、ページ数が16ページ以上になる
- 各診療科への原稿確認、看護部への確認、院長決裁と、承認の段階が多い
- 撮影が入るため、制作期間が2〜3か月かかる
この規模になると、地元の印刷会社や広告代理店に一括で任せるのが現実的です。院内に広報担当を置いて、原稿の取りまとめ役を決めておくと進みます。ここから先は、19床以下の診療所を想定した内容です。
病院で診療科ごとにそろえたい印刷物
病院で診療科が2つ以上ある場合は、パンフレット1種類だけでは足りない場面が出てきます。渡す相手も、伝えたい内容も違うからです。次の3つをそろえておくと、日常の場面をだいたいカバーできます。
- 医院案内のパンフレット……初診の患者様とご家族へ。診療時間・アクセス・診療科の一覧を1冊に
- 診療科ごとの名刺……連携先の医療機関やケアマネジャーに渡す。診療科名と専門分野を入れる
- 待合の掲示物……院内で読んでもらう。予防接種や健診の案内など、時期で入れ替える
このうち、いちばん後回しになりやすいのが名刺です。医師の名刺は院長の分だけ作って終わり、というところは少なくありません。
肩書きや資格の書き方は診療科と職種で変わります。医療・介護の名刺デザイン|肩書き・資格の書き方と職種別のポイントで職種別に説明しています。
診療科で変わる、病院パンフレットのデザイン
病院のパンフレットのデザインは、診療科によって変わります。患者様が受診を決める理由が、診療科ごとに違うからです。同じ紙面の型を使っても、前に出す情報を入れ替えるだけで伝わり方が変わります。代表的な4つを見ていきましょう。
内科系|通いやすさと、院内でできる検査を前に
内科系のパンフレットでは、通いやすさと検査の内容を前半に置きます。循環器内科・消化器内科・呼吸器内科のいずれも、患者様は「かかりつけにできるか」を見ているからです。
院内でできる検査(心電図、エコー、内視鏡など)を具体的に書くと、他院との違いが伝わります。予約が要るかどうかも書き添えると親切です。

心療内科|受診のハードルを下げる書き方
心療内科のパンフレットでは、受診をためらう気持ちをほぐす言葉を前に出します。症状の説明を並べるより、「眠れない日が続いている」「気持ちの落ち込みが2週間以上続く」といった、生活の言葉で書いたほうが自分事になります。
初診の流れと、1回あたりの所要時間を書いておくと、来院までの不安が減ります。
小児科|保護者が知りたいのは待ち時間と感染対策
小児科のパンフレットで保護者が探しているのは、待ち時間と感染対策です。診療内容そのものより、待合が分かれているか、ベビーカーで入れるか、駐車場があるかを見ています。
予防接種のスケジュールを載せると、手元に取っておいてもらえます。冷蔵庫に貼ってもらえるサイズにする方法もあります。
歯科|痛みへの不安と、費用の分かりにくさに答える
歯科のパンフレットでは、痛みへの不安と費用の説明を前に出します。この2つが、受診をためらう理由のほとんどだからです。
麻酔の工夫や、治療前に説明の時間を取っていることを書くと、不安がやわらぎます。矯正や審美などの自費の治療は、総額と通院回数をそろえて書くと相談につながります。歯科医院のリーフレットに載せる内容は、歯科医院のリーフレット作成でくわしく説明しています。

病院パンフレットと名刺、それぞれの費用
病院パンフレットの費用は、名刺と分けて考えると見通しが立ちます。医療介護パンフレット工房のテンプレートを使った場合の金額を挙げます。
- 三つ折りリーフレット……100部で55,000円、増刷は28,000円から
- 名刺……100枚で片面15,000円、両面21,000円
たとえば医院案内のリーフレットを100部と、3つの診療科ぶんの名刺を各100枚ずつ片面で作る場合は、55,000円+15,000円×3で合計100,000円です。両面の名刺にすると118,000円になります。
予算を立てるときは、増刷の分も見込んでおくと安心です。医療・介護のパンフレットの相場は、クリニックのパンフレット制作費用|相場と費用を抑えるコツで説明しています。
テンプレートで作れる範囲と、オーダーメイドが必要な場合
テンプレートで作れるのは、文言と写真を差し替えて完成する範囲です。診療所規模のパンフレットと名刺は、ほとんどがここに収まります。
内科・クリニックのテンプレートでは、内科外来のリーフレットと訪問診療のリーフレット、そして循環器内科・消化器内科・呼吸器内科・心療内科・小児科・脳神経内科の名刺をご用意しています。名刺のテンプレート一覧には、歯科や介護事業所のデザインも並んでいます。
一方で、次のような場合はオーダーメイドの相談になります。
- ページ数が8ページを超える冊子にしたい
- 診療科ごとの紹介ページを1科1ページで作りたい
- 既存のロゴやコーポレートカラーに全体を合わせたい
写真はスマートフォンで撮ったもので問題ありません。背景に写り込んだ不要なものの消去や、暗い写真の明るさ補正は弊社で対応します。修正は2回まで無料、送料は全国無料、100部から承っています。
まとめ|病院のパンフレット制作は規模で決まる
病院のパンフレット制作は、病床数で進め方が分かれます。20床以上であれば印刷会社や代理店と組む進め方になりますが、19床以下の診療所であれば、クリニックと同じ手順で用意できます。
この記事の要点は次の3つです。
- 病院のパンフレット制作は、19床以下ならクリニックと同じ作り方でいい
- 診療科を複数お持ちなら、医院案内のパンフレットと診療科ごとの名刺をセットでそろえる
- 費用はパンフレットと名刺を分けて見積もる
どの規模に当てはまるか迷われたときは、病床数と診療科をお伝えいただければ、必要な印刷物をご案内します。無料のお見積もりからお気軽にどうぞ。
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